5月中旬発売決定! 燃費は、クラウンハイブリッド超!?  レクサスIS 新車情報/購入ガイド 一部スペック公開! レクサスIS300は480万円から! 超低燃費スポーツセダンデビュー [CORISM]

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【レクサス】2013/01/04

走る楽しさがキーワード。ただし、全幅1,810mmとなったボディは国内マーケットを見ていない? レクサスIS300hの燃費はクラウンと同じ23.2km/L

レクサスIS
 ボディサイズは、全長4,665×全幅1,810×全高1,430(mm)となり、先代に比べ若干ボディサイズはアップ。全幅は、1,800mmをわずかに10mm超えた。首都圏で立体駐車場などを使う多くの顧客が駐車場の制限を超えることで買えないサイズになった。基本的なハードを共用するクラウン ハイブリッドが、国内での使い勝手を重視し1,800mmを死守したのに対して、レクサスISは日本の顧客重視ではないひとつの表れでもある。BMW3シリーズは、日本マーケットの駐車場事情を考慮して、欧州では1,800mmを超えているボディをわざわざ日本仕様とし1,800mmに抑えている。

 ボディサイズの拡大と同時に、ホイールベースも70mm広がり2,800mmとなった。このホイールベースの拡大により、先代では弱点と言われていた後席のスペース拡大された。後席の膝前スペースは、170mmとなり前モデルより85mmも拡大し、クラストップレベルの居住性をもった。

 新型レクサスISの最大の話題は、直4の2.5Lハイブリッドシステムが搭載されたレクサスIS300hの存在だ。このハイブリッドシステムは、基本的にはクラウン ハイブリッドと同じ。燃費も同じ23.2km/L。システム出力も162Kw [220ps]と同じだ。これらの数字だけ見ると、クラウン ハイブリッドのモノを右から左に移植したように感じるだろう。プラットフォームも、ほぼ同じなので尚更だ。この辺りがレクサスIS300hのアピール度の弱さと、特別なブランドであるのに特別なイメージがわかない理由でもる。

<新型レクサスISの新車情報・購入ガイドはコチラから>
レクサスIS新車情報・購入ガイド
ハイブリッドで、低燃費でスポーツするレクサスIS300h

クラウン ハイブリッドとの差別化は? 微妙に気になる燃費は?エコ&スポーティセダン、レクサスIS300hを評価する

レクサスIS300h Fスポーツ
 日本でレクサスブランドを立ち上げたとき、最初にラインナップされたのがISとGSだった。インテリジェント・スポーツを標榜するISは、基本部分でGSと共通するものも多かったが、全体としてはGSとは明確に異なる独自のポジションを持つクルマだった。

 今回の新型レクサスISもGSと共通の新プラットホームを採用し、2.5Lと3.5LのV型6気筒エンジンについては同じものとしながらも、ISに初めて設定されたハイブリッド車は燃費志向の300hである。GSにパフォーマンス志向の450hが搭載されたのと大きく異なっている。

 ハイブリッド車において、ISとGSに明確な違いを持たせたのは良いが、こうなると逆に心配になってしまうのがトヨタブランドのハイブリッド車だ。

 新型レクサスIS300h用のハイブリッド車は、基本的にクラウンのハイブリッドと共通である。ということは、クラウンとISがタメを張り、GSはクラウンよりも上に位置づけられる形になるからだ。トヨタブランドの象徴ともいえるクラウンが、GSの下でISと横並びというのでは、何とも複雑な気持ちにさせられる。

<なんと、約7割がハイブリッドのレクサスIS300hを選択? ガソリン車の価値はあるのか?新型レクサスIS試乗評価の続きはコチラ>
新型レクサスISプロトタイプ新車試乗評価 待望のハイブリッドシステムを搭載したエコ&スポーティセダン、レクサスIS300h

レクサスIS300hの価格は、480万円前後と予想。さらに、クラウンハイブリッドを上回る低燃費性能も?

レクサスIS350
 すでに、レクサスIS300hのプロトタイプが登場している。しかし、未だ待望のレクサスIS300hの価格に関しては、公表されていない。レクサス店では、すでに予約受注を開始。全体の7割がハイブリッド車だという。そのため、すでに数ヶ月待ちが決定とのことだ。発表は、5月中旬とのことだ。

 レクサスIS300hの価格は、どうやら500万円切りは確実のようだ。480万円前後からとみられている。トヨタとしては、人気確実な300hをもう少し高価な価格で売りたかったようだが、基本的なハードはクラウン ハイブリッドと同じ。そのため、あまり高額だとクラウン ハイブリッドに顧客が逃げてしまうということが起き得る。さらに、クラウン ハイブリッドの価格は、410万円からと先代に比べ、130万円も価格を下げているので、価格設定は非常に難しい。ただ、クラウンハイブリッドの410万円というエントリーグレードは、価格訴求モデルとなっていて、クラウンの車格にしては装備がやや貧弱。そのため、1番人気は中間グレードのアスリートSやロイヤルサルーン。これらのグレードは、469万円だ。レクサスIS300hに価格訴求モデルは設定されないと思われるので、レクサスIS300hの価格的はには469万円がひとつの目安となる。

 さらに、500万円をオーバーすると、車検証の所有車名義が個人から法人に傾向が多くなるという。レクサス店は、LSを中心に法人名義でのオーナーが多い。レクサスISは、法人名義の顧客だけではなく、個人名義の顧客を増やす役割りもあるのだ。500万円以下というのが、個人名義の顧客を増やせる価格帯。そのため、レクサスIS300hは500万円を切る価格帯で登場すると予想される。また、ライバルとされている輸入車の多くが400万円後半の値付けが中心。輸入車には、この価格帯にハイブリッド車が存在しないので高い競争力をもつことになるからだ。

 さて、レクサスIS300hの価格も気になるが、燃費にも注目だ。全長がクラウンハイブリッドより短いということは、クラウンハイブリッドより車重が軽いということが予想できる。車重が軽ければ、燃費も向上する。そう考えると、レクサスIS300hの燃費は、クラウンハイブリッドの23.2km/Lを上回るかもしれないのだ。レクサスIS300hのCd値は、0.26を達成。空気抵抗も小さいので、更なる燃費アップに期待は高まる。

2013年1月4日更新 レクサスIS300h、コンパクトなサイズを生かし、クラウンハイブリッドの燃費を超えるか? 

レクサスIS 300h/ハイブリッド
 レクサスは、デトロイトショーで新型レクサスISを発表した。

 今回発表されたレクサスIS最大の話題は、ハイブリッドモデルであるIS300hが投入されたことだ。ガソリン車のスペックを見る限りでは、大きな進化はみられないようで、3.5Lエンジンに新型クラウンに搭載された8速ATが組み合わされている程度だ。ガソリン車のスペックは、ほぼクラウンと同じで、2.5Lはレギュラーガソリン仕様、3.5Lはハイオク仕様になると思われる。

 IS300hに搭載されるハイブリッドシステムも、基本的には新型クラウンに搭載された2AR-FSE型と呼ばれるエンジンをベースにしたものだ。直4の2.5LエンジンでFF車のハイブリッド車であるカムリの2AR-FXE型とは、似て非なるもの。世界最高の熱効率38.5%を達成している。スペックは、欧州仕様ということで、エンジンの出力がクラウンとは若干異なるが、システム全体の出力は、162Kw(220ps)とクラウンと同じだ。この出力が、3Lガソリン車並といわれることから、300hという名が付けられている。

 気になるIS300hの燃費だが、クラウンハイブリッドと同等の圧倒的な低燃費23.2km/L前後と思われる。若干、IS300hのボディが小さいことから、車重が軽ければ、さらに低燃費化されることが予想される。

 今回のISも、先代モデルと同じプラットフォームを使っていると思われる。トヨタのFR車は、ベースを同じとしたプラットフォームを使い、車種ごとに若干の変更や改善を加え使用している場合がほとんど。クラウンに関しては、先々代から同じで、ホイールベースも2850mm。マークXやレクサスGSも同じだったりする。

 ただ、レクサスISは全長が短いということもあり、ホイールベースは違う。先代となったISは2730mm。コンパクトなFRセダンとして、また、短いホイールベースを生かし、シャープなハンドリングが楽しめた。

 今回のフルモデルチェンジでは、ホイールベースを2800mmに拡大。先代はホイールベースが短いことから、後席の居住性を若干犠牲にしていたこともあり、ホイールベースを拡大して後席スペースにゆとりをもたらそうとしていることを感じさせる。

 ボディは大幅に進化した。従来のスポット溶接とレーザー溶接の長所を兼ね備えた「レーザースクリューウェルディング」や「構造用接着剤」など、新技術を積極的に投入。ボディ剛性を高め、優れた操縦性・走行安定性を実現した。

 レクサスは、トヨタの中でも新技術を投入しやすいブランドといわれている。しかし、それ以上に、新グレードF SPORTの設定によるものが大きい。自らクルマ好きをアピールし、スポーツカーを強く意識する豊田章男社長の目が光っている以上、スポーツグレードを設定することは、もはや絶対条件。主君の意向を汲み取らないわけにはいかない。

 そのため、スポーティバージョン“F SPORT”を設定。専用チューニングのサスペンション、専用内外装デザインのほか、2シータースポーツLEXUS LFAの意匠・機構を受け継ぐ可動式メーターや新工法「表皮一体発泡」を採用したスポーツシートなどの専用装備を搭載した。

 話題のスピンドルグリルも、スポーツセダンを強く意識しているISとのマッチングは良好で、比較的小さなサイズであるISのシルエットをよりワイドに、そして視覚的なローフォルムを上手く演出している。

<低価格ハイブリッドで新規顧客の開拓を目指す新型トヨタ クラウン ハイブリッド情報>
新型トヨタ クラウン ハイブリッド新車情報/バイヤーズガイド 若年層奪取が至上命令! 低価格ハイブリッド車戦略で、セダンマーケット独占を狙う!?

レクサスIS 300h/ハイブリッド
レクサスIS 300h/ハイブリッド
レクサスIS 300h/ハイブリッド

レクサスIS 300h/ハイブリッド

輸入車キラーとなるには、低価格化が必要なレクサスIS300h

レクサスIS 300h/ハイブリッド
 さて、気になるのは、レクサスIS300hの価格。

 国内レクサスは、以前不振が続く。その理由は、LSを中心とした高価格帯にもある。高額なために、多くの顧客は法人名義の登録となっていて、一般の個人顧客が少ない。この状況は、先代のクラウンハイブリッドと同じ。新型クラウンでは、ハイブリッド車を大幅に価格を下げ、個人客の獲得と輸入車に流れた顧客を引き戻そうとしている。

 とくに、IS300hは個人顧客の獲得と、BMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラス、アウディA4などに流れた顧客を奪い返す役割を担う。となると、輸入車のエントリーグレード価格が400万円強なのに対して、先代IS250が約400万円というのでは、あまりに高価過ぎるということになる。IS300hは、ハイブリッドという付加価値を得て、輸入車勢と勝負するには、やはり400万円強という価格帯に突入しなければ顧客として、あえてIS300hを選ぶ理由が無くなる。

 レクサスの悩みは、やはりクラウンの存在がある。クラウンハイブリッドが410万円からという価格設定は、まさにIS300hとのカニバリを誘発する。別に輸入車と比較しなくていい顧客にしてみれば、IS300hよりサイズの大きいクラウンハイブリッドでもいいという選択もある。新型クラウンの顔もスピンドルグリルに負けず劣らずのハイインパクト系であることも理由にあげられるだろう。

 また、今回のレクサスIS300hには、不安要素もある。全幅が1810mmという微妙なサイズであることだ。都市圏で個人顧客に売る場合、マンションなどの立体駐車場の制約がある。その多くが1800mm以下という条件だ。クラウンは、キッチリと1800mmにして対応済み。レクサスIS300hが、1810mmで国内で販売を開始すれば、自ら購入できる顧客数を減らすことになるかもしれない。日本マーケットを考えれば、1800mmにすることも考えられる。ちなみに、BMWの3シリーズは日本マーケット用に、全幅を1800mmに変更して輸入しているくらいだ。

 ガソリン車は、今のところアイドリングストップ機能が装備されたというインフォメーションはない。そうなると、ダウンサイジング化され低燃費化が進む輸入車勢との燃費比較では劣勢となることが予想されることからも、一層の価格下げが必要かもしれない。そうならない場合、国内で唯一勝負できるのはIS300hのみとなるだろう。

レクサスIS 300h/ハイブリッド
レクサスIS 300h/ハイブリッド
レクサスIS 300h/ハイブリッド

レクサスISスペック概要

レクサスIS 300h/ハイブリッド
■ボディサイズ
全長 (mm) 4,665 全高 (mm) 1,430 全幅 (mm) 1,810
ホイールベース (mm) 2,800

■IS300hパワーユニットスペック 2.5L直4
・エンジン 最高出力 /kW [hp] /r.p.m 130[174]/6,000
 最大トルク /N・m[kgf・m] /r.p.m 215/[21.9]/4,400
・モーター 最高出力 /kW (hp) 105(141)
 最大トルク /N・m (kgf・m) 300(30.6)
・システム全体 最高出力 /kW (hp) 162(220)

■IS250パワーユニットスペック 2.5L V6
最高出力 /kW [hp] /r.p.m 152[204]/6,400
最大トルク /N・m[kgf・m] /r.p.m 250[25.5]/4,800
6速AT

■IS350パワーユニットスペック 3.5L V6
最高出力 /kW [hp] /r.p.m 228[306]/6,400
最大トルク /N・m[kgf・m] /r.p.m 375[38.2]/4,800
8速AT

レクサスIS 300h/ハイブリッド
レクサスIS 300h/ハイブリッド
レクサスIS 300h/ハイブリッド

2013年1月13日更新 新ハイブリッド車IS300hは、新型クラウンのハイブリッドシステムを流用か?

レクサスIS ハイブリッド
 レクサスは、米国デトロイトモーターショーにおいて新型スポーツセダン「IS」を出展する。新世代レクサスの顔、スピンドルグリルを装着してデビューする。

 詳細の諸元などは、まだ発表されていないが、新型ISには、待望のハイブリッド車IS300hが追加される。このIS300hに搭載されるハイブリッドシステムは、すでにクラウンに搭載されている世界最高水準の38.5%という熱効率をもつ2AR-FSE型ではないかと予想されている。このハイブリッドシステムの最高出力は162kw(220PS)となり、従来のV6 3Lエンジンをも超える加速性能を得ていることから、300hというモデル名になっているようだ。

 その他のラインアップは、IS250、IS350となっていて、IS300hを含めそれぞれにスポーティモデルF SPORTが用意されるという。ガソリン車に関しては、GSやクラウンをみても燃費など大きな進化が期待できない状況。注目なのは、IS350にクラウンと同じ8速ATが搭載されるかどうかだ。上級車であるGSが6速ATなので、その動向に注目が集まる。

 インテリアは、F SPORT専用装備として、LEXUS初の新工法を採用したスポーツシートを導入。デザイン性と高いホールド性を両立した。よりスポーティセダンらしさの表現として、2シータースポーツレクサスLFAの意匠・機構を受け継ぐ可動式のコンビネーションメーターを採用。レクサスのスポーツラインアップ “F”シリーズのエントリーモデル“F SPORT”にふさわしい、優れた走行性能を予感させるデザインとしている。

 不振が続くレクサスブランド。LSを中心として、高額車が中心のため、法人需要が多い傾向にある。その中で、比較的個人名義での登録が多いCT、HSの小型車はハイブリッドということもあり人気。ガソリン車しか設定の無かったISに、待望のハイブリッドモデルが投入されることで、レクサスブランドに新規の個人顧客が増えることも期待される。また、新型クラウン ハイブリッドが低価格路線でデビューしていることから、IS300hの価格にも注目だ。

<低価格ハイブリッドで新規顧客の開拓を目指す新型トヨタ クラウン ハイブリッド情報>
新型トヨタ クラウン ハイブリッド新車情報/バイヤーズガイド 若年層奪取が至上命令! 低価格ハイブリッド車戦略で、セダンマーケット独占を狙う!?

レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド

レクサスIS画像集

レクサスIS ハイブリッド

レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド


レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド


レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド
レクサスIS ハイブリッド


レクサスIS 300h/ハイブリッド F SPORT
レクサスIS 300h/ハイブリッド F SPORT
レクサスIS 300h/ハイブリッド F SPORT


レクサスIS 300h/ハイブリッド F SPORT
レクサスIS 300h/ハイブリッド F SPORT
レクサスIS 300h/ハイブリッド F SPORT

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(レポート:CORISM編集部

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