日産GT-R新車情報 継続は力なり! また進化したGT-Rは、買うタイミングが最も難しい国産車だ! [CORISM]

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【日産】2012/11/06

少々、分かりにくいが、着実に進化した2013年モデル

 日産は、スポーツカーの象徴でもある日産GT-Rの2013年モデルを11月19日発売を開始する。

 日産GT-Rは「毎年進化する」という公言通り、2013年モデルの新型日産GT-Rは、本年度に参戦したニュルブルクリンク24時間レースからのフィードバックを中心に、更なる進化を遂げている。今回の進化は、11年モデルから12年モデルへの進化のように、すぐに分かる明確な馬力のアップというよりは、官能性能をさらに進化させたものになっている。細部に渡るバージョンアップは、GT-Rのオーナーなら、スグに分かるほどのものだろう。

 また、スーパーカーとしのて価値を高めるため、Premium editionにセミアニリン本革と専用内装色を採用したファッショナブルインテリアを設定するなど、インテリアの上質感を一段と高めています。

 毎年必ず進化するということは、意地悪な視点なら、今までのオーナーに劣等感を与えていることにもなる。それは、わずか1年で旧モデルになってしまうからだ。「最新のポルシェは最良のポルシェ」どころか、日産GT-Rの場合は「最新年度モデルのGT-Rは、最良のGT-R」となる。そのサイクルの早さは、ポルシェですら及ばず、よほどのM気質でないと、日産GT-Rに乗れないということになるのかもしれない。

 逆に、良い視点でならば、GT-Rが毎年進化することがオーナーの誇りでもある。大人のオーナーなら、すべてを受け入れ、それすらも同じGT-Rオーナー同士のコミュニケーションのひとつになるからだ。2007年にデビューして、5年が経過する日産GT-R。年代を超えて、オーナー同士、進化の歴史を語りあえるのも、日産GT-Rの楽しみでもある。すでに発売されているバージョンアップキットも、そんなユーザーの楽しみのひとつでもある。

 一般的なクルマの場合、フルモデルチェンジやマイナーチェンジ直前は買わない、というのが一般的。しかし、日産GT-Rはいつ買っても翌年新しくなるので、買い時が最も難しい。逆に考えれば、欲しいと思った時が買い時となる。

2013年日産GT-R
2013年日産GT-R
2013年日産GT-R


2013年日産GT-R
2013年日産GT-R

Pure edition

2013年日産GT-R

Pure edition


2013年日産GT-R

Black edition

2013年日産GT-R

Black edition

2013年日産GT-R

Premium edition


2013年日産GT-R

Premium edition

2013年日産GT-R

For TRACK PACK

2013年日産GT-R

For TRACK PACK

<日産GT-R、2013年モデル概要>
●メカニズム
■エンジン
中回転域のレスポンスと高回転域での加速の伸びを向上
燃料噴射量を高精度に制御できる高出力用インジェクターの採用
ターボチャージャーの過給バイパスに専用開発したオリフィスを追加したことで、過給圧の急激な低下を抑制し、高回転域での加速を持続
オイルパンに特殊な構造のバッフルプレートを追加することで、サーキットなどでのハードなスポーツ走行時にも安定した油圧特性を実現し、オイルパン内での回転フリクションを低減
サーキット走行の多い顧客からのご要望が多かったMOTUL製COMPETITION OILをディーラーオプションのエンジンオイルとして設定

■シャシー
路面に吸い付くような走りと、超高速時の走行安定性をさらに向上
実際に走行している車両の実動ロールセンターを測定し、タイヤやサスペンションのブッシュのたわみも考慮してロールセンターを下げるとともに、スプリングとショックアブソーバー、フロントスタビライザーの仕様を変更
フロントサスペンションにキャンバー調整カムボルトを採用し、アライメントの調整精度を向上させ、あわせて整備性も向上
ドライブシャフトからハブベアリングの締結トルクを高め、サーキット走行時などにおける高負荷時の信頼性を向上

■ボディ
気持ちの良いステアリングレスポンスと、走行安定性を向上
ダッシュパネルバー2ヵ所と、インストメンバー部にレインフォースを追加することで、サスペンション性能の向上に対応し、車体剛性を向上

●インテリア
■Pure edition
ステッチの色を変更し、ドアトリムやインストパッドの縫い目のピッチを拡大することで、インテリアの質感を向上

■Black edition
ブラックとレッドのコンビネーションで、スポーティ感を高めたステアリングホイールを採用
RECARO製カーボンバケットシートをメーカーオプション設定

■Premium edition
ブラックとアンバーレッドの2トーンカラーのファッショナブルインテリアをオプション設定
本革本来の風合いと柔らかさを備えたセミアニリン本革を使用し、手縫いで一品一品仕上げたシートを前席に採用

■仕様、装備
ドライカーボン製リヤスポイラーとレイズ製アルミ軽量鍛造ホイールをセットでメーカーオプション設定(Black edition)
バックビューモニターを標準装備(Black edition、Premium edition)
シートバックの前倒し時の使い勝手を向上させるサイドノブを前席左右に装備(全車)

<日産GT-R価格>
・GT-R Pure edition 8,757,000円
・GT-R Black edition 9,639,000円
・GT-R Premium edition 9,786,000円
・GT-R EGOIST 15,168,300円

2013年日産GT-R

実動ロールセンター

2013年日産GT-R

アルミ製ネームプレート

2013年日産GT-R


2013年日産GT-R

加振計測検査

2013年日産GT-R

ダッシュパネル、インストメンバー部レインフォース

2013年日産GT-R

オイルパンバッフルプレート

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(レポート:CORISM編集部

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