詳細画像追加! 日産の二人乗り超小型車。【日産ニューモビリティコンセプト(New Mobility CONCEPT)】 [CORISM]

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【日産】2011/10/03

チョイ乗り重視の電気で動く超小型車

日産ニューモビリティコンセプト超小型車
 日産は、持続可能なゼロ・エミッション社会における新しいモビリティを具現化するモデルとして、100%電動コンセプト車両で超小型車「NISSAN New Mobility CONCEPT」の公道走行を可能とするための大臣認定を国土交通省から取得した。

 日産は、国土交通省の平成23年度「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」において、横浜市、青森県、福岡県(高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合)と共同で、超小型モビリティの活用による地域交通システムのあり方の検証や、アンケート及び実証実験後の聞き取り調査により車両の使い勝手を評価していく。また、公道走行における各種データ収集を通じて、他の車両と混走する上での円滑な交通流(自動車の流れ)の確保などについても検証していく。

 搭載される電池は、電気自動車日産リーフに積まれるリチウムイオン電池をベースに開発したものと見られる。このニューモビリティコンセプトは、軽自動車と1人乗り電動4輪車との中間にある移動ツール。軽自動車の世帯普及率が90%を超えている地方がたくさんあることからも、生活の足として重要視されている。そんな中、過疎化が進む街に住む高齢者にとって、買い物や通院といったチョイ乗りでき、取り回しもいい、もっと小さく便利なクルマが望まれている。そんな背景から生まれたのが日産ニューモビリティコンセプトだろう。

 クルマとしての評価は続くが、もう一方で大切なのは税制問題。確かに便利なクルマでも、価格が高くては年金生活をおくる高齢者には負担にもなる。また、保有コストも重要。どれだけ、税金がかからないかというのも普及の鍵を握る。車両本体価格は、コンパクトカー並なのに、地方で軽自動車の世帯普及率が高いのは、税金が安いからだ。同様に、日産ニューモビリティコンセプトのようなクルマが販売された時、保有コストがどれくらいの金額にするべきかも、これから議論されるべきだろう。

 高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や、乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態に着目した、持続可能かつ効率的で使い勝手のよい移動手段を実現させるためのに生まれたのが日産ニューモビリティコンセプト。このクルマが、公道走行することは日本初となる。

<車両概要>

・リチウムイオン電池を搭載した電動車両
・最高速度 時速80km
・全長 234cm、全幅 119cm、全高 145cm
・車両重量 470kg
・乗車定員: 2名

日産ニューモビリティコンセプト超小型車
日産ニューモビリティコンセプト超小型車
日産ニューモビリティコンセプト超小型車

日産ニューモビリティコンセプト超小型車

日産ニューモビリティコンセプト超小型車

日産ニューモビリティコンセプト超小型車
日産ニューモビリティコンセプト超小型車
日産ニューモビリティコンセプト超小型車

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(レポート:CORISM編集部

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