BMW 7シリーズ新車情報・購入ガイド コンサバデザインに中に凝縮された超先進技術の数々! 近未来の高級セダン! [CORISM]

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【BMW】2015/12/09

新たな高級車の基準、「コンテンポラリーラグジュアリー」カー颯爽とデビュー!

BMW 7シリーズ

左からルッツ・ロートハルト氏、永島譲二氏、ペーター・クロンシュナーブル氏の3氏と新型7シリーズ

 2年に1度のクルマの祭典、第44回東京モーターショー 開催中の10月29日に日本で発売となったBMW のフラッグシップサルーン、新型7シリーズ 。東京モーターショー開催前に行われた発表会の模様も合わせて、大幅な進化を遂げた新型7シリーズの特徴をお伝えしていきましょう。

 東京モーターショーに先立つこと約3週間前、都内で行われた新型BMW 7シリーズ発表会はかなり気合が入ったものでした。BMWの高級幹部である日本法人のお二人のほか、本国ドイツのBMW本社からも、デザイン部門でエクステリア・クリエイティブ・ディレクターを務める永島譲二氏が駆けつけてプレゼンを行ったのです。

 まず、登壇したのは日本法人の代表取締役社長を務めるペーター・クロンシュナーブル氏。新しい7シリーズのどういう点が優れているかを情熱を込めて語ってくれました。具体的な内容は後ほどお伝えするとして、印象的だったのは「コンテンポラリー(現代の)ラグジュアリー」という言葉。今までにない、新たな価値を備えたラグジュアリーカーを創っていくのだという熱い思いにあふれていました。

BMW 7シリーズ

ボディの一部にカーボンを使った「カーボン・コア」ボディで実に130kgもの軽量化に成功

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「カーボン・コア」のエンブレムは前後のドアを開けて初めて見えるBピラー部分にあり

BMW 7シリーズ

エンジンは直6の3L(740系)とV8の4.4L(750系)。来年PHV(直4の2L)も加わる予定。


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光のじゅうたんが車内へといざなってくれる「ウエルカム・ライト・カーペット」

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ガラス面が6色に変化する「スカイラウンジ・パノラマ・ガラス・ルーフ」も一部車種に設定

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高級感あふれるエクスクルーシブ・ナッパ・レザーのシート(写真は「コニャック」色)

数々の先進技術とこだわりの躍動感あふれるデザインに注目!

BMW 7シリーズ

LEDヘッドライトの2倍の照射距離を持つ、量産車初のレーザー・ライト(商品名「BMWレーザー・ライト」)

 続いて登壇したのは日本での開発責任者を務めるデベロップメント・ジャパン本部長のルッツ・ロートハルト氏。ドイツでの自らの1週間の生活シーンに当てはめて、新型7シリーズの数々の新機能がどのように役に立つかを分かりやすく説明してくれました。ビジネスシーンでもプライベートでも、今までに経験したことのない最適の使い心地を得られるのが新型7シリーズ。そういう自信が随所に感じられるプレゼンテーションでした。

 そして最後に登壇したのが永島譲二氏。直前にお披露目された新型7シリーズの実車を使ってこだわりのデザインの数々を解説していきました。一見コンサバに見える新型7シリーズですが、たとえばフロントバンパー両端のパキンとボディサイド側に折ったようなエッジは空気の流れを制御する大切な役割を担っているなど、随所にこだわりの最新トレンドが盛り込まれているとのこと。

 全長5,110mm×全幅1,900mm×全高1,480mm(標準ボディ車)の大柄なボディなのに鈍重に感じさせず、むしろ停まっていても風が流れているような躍動感を感じさせるのは、ヘッドライトからリアエンドまでスッとのびるボディサイドの2本のショルダー・ラインと、エア・ブリーザー(フロントホイールアーチ後部のエア・アウトレット)から一体となって続くボディ下部のクロームのストライプのおかげ。BMWが新型7シリーズのカタログの最初のページに誇らしげに「DRIVING LUXURY.」と掲げたのも分かる気がします。

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「リモート・コントロール・パーキング」は駐車スペースの前方中央に車を停めれば自動駐車

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「リモート・コントロール・パーキング」にも使う「BMWディスプレイ・キー」は全車標準装備

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いわゆるリモコンキーだがカラー液晶ディスプレイ&タッチパネル搭載!


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乗車前のエアコン操作、ドアや窓の開閉といった各種操作と車両の各種情報表示が可能

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「BMWタッチ・コマンド」はリアシートから様々な操作ができる機能

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「BMWタッチ・コマンド」用のタブレットはアシートのアームレスト部に装備(取り外し可)

「リモート・コントロール・パーキング」はまるでボンド・カーのような未来技術!

BMW 7シリーズ

ロングボディ車は全長5,250mm×全幅1,900mm×全高1,485mm、ホイールベース3,210mm

 技術面でもBMWのフラッグシップモデルにふさわしく、数多くの先進技術が惜しげもなく投入されています。まず何より特筆すべきはボディの一部にカーボンを使った「カーボン・コア」ボディを採用していること。

 F1カーやボーイング787などの最新鋭旅客機に採用されているこの複合素材がいよいよ身近な乗用車の世界にも登場し始めました。これにより、先代モデルから実に130kgもの軽量化に成功したとのこと。「カーボン・コア」のエンブレムは奥ゆかしくBピラーの、前後のドアを開けて初めて見えるところに貼ってあります。

 VIPカーにふさわしい装備も当然満載。オーディオなどを触らずに、手前でただ手を動かすしぐさをするだけで操作できる量産車世界初の「ジェスチャー・コントロール」機能や、夜間ドアを開けるとまるでレッド・カーペットのように光のじゅうたんが敷かれ、車内へといざなってくれる「ウエルカム・ライト・カーペット」など、多すぎて紹介しきれないほどですが、その中でも特に「BMWディスプレイ・キー」とそれを使って操作を行う「リモート・コントロール・パーキング」(量産車世界初)は最先端の高級車に乗っている、と実感できる優れものの装備ではないでしょうか。

 狭い駐車場に停める時に広いところで先に降りてしまい、後は「リモート・コントロール・パーキング」を使えば、無人で車が動き出し駐車エリアにぴったり収まってしまう、というボンド・カーのような未来技術。これなら通りすがりの街行く美女も思わず振り返ること間違いなし。ただの高級車に飽き足らなくなったアナタ、歳をとってもまだまだモテタイあなた、新型BMW7シリーズは一度検討の価値多いにあり、です。

BMW 7シリーズ

写真の740Liの車両重量は1,980gと2tを切る

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「レーザー・フィニッシュ・ダッシュ・ボード」とセンターコンソールのアルミが高級感を演出

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「ジェスチャー・コントロール」はディスプレイの前で手を動かせば操作可能な世界初の機能


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VIPカーにふさわしく515Lという大容量を誇るリアトランク

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空力が考えられたバンパー。さらにグリルも空気抵抗を減らすため自動で開閉する。

BMW 7シリーズ

まだまだモテタイあなたにとって新型7シリーズは一度検討の価値多いにあり!

BMW 7シリーズ価格

■BMW 7シリーズ価格
・740i ¥12,170,000
・740i M Sport ¥12,880,000
・740Li ¥13,460,000
・740Li M Sport ¥14,320,000
・750i ¥14,850,000
・750i M Sport ¥15,370,000
・750Li ¥16,490,000
・750Li M Sport ¥17,010,000

BMW 7シリーズ燃費、スペックなど

代表グレード BMW 740i
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 5080×1900×1475mm
ホイールベース[㎜] 3070㎜
車両重量[kg] 1950kg
総排気量[cc] 2979cc
最高出力[kw(ps)/rpm] 235〔320〕/5,800rpm
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 450〔45.9〕/1,300-4,500rpm
ミッション 8速AT
JC08モード燃費[km/l] 12.1km/l
定員[人] 5人
税込価格[円] 12,170,000円
発売日 2015/10/29
レポート 堂島 昭
写真 編集部

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(レポート:堂島 昭

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